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SHAKUJII GUIDE 石神井ガイド記事

ここがすごい!練馬区&石神井公園エリアの「街力」を徹底検証!

ライターの田口浩子です。昔から、「住めば都」なんてことも言いますが、いやいやいや、その街が住みやすいかどうかは住む前に知っておきたい!と思うのが、みんなの本音なのではないでしょうか。

練馬区は近年、人口が年々増加傾向にあり、区民のなんと9割以上が住みよさを感じているというエリア。この人気のヒミツが一体、どこにあるのか、気になりませんか? 今回は、練馬区&石神井公園エリアの「街力」を実際に住んでいる人たちへのアンケート調査から探ってみたいと思います!

練馬区では、95.3%の区民が住みよさを実感!

練馬区が行なった区民意識意向調査(令和2年度版)によると、「あなたは、練馬区の住みごこちをどう思いますか」の質問に対して、「住みよい」が40.2%、「まあ住みよい」が55.1%という回答結果に。なんと95.3%もの区民が住みごこちの良さを実感しているわけですから、驚きですね!

(出典/「練馬区区民意識意向調査(令和2年度版)」 )

年代別で見てみると、比較的若い世代で評価が高いのも特徴になっているようです。「住みよい」という回答だけを取り出してみても、女性は20代で57.1%、30代で48.2%、40代で43.6%。男性は20代が47.1%、30代が43.6%、40代が49.1%と、いずれも区全体の40.2%を上回る結果になっています。

さらに、練馬区内の地区別での評価を見てみると、石神井公園エリアでは「住みよい」「まあ住みよい」の肯定的評価が95.6%と、練馬区全体の評価を上回っています。石神井公園エリアの「街力」は、こんな風に数字にもきちんと現れているんですね。

豊かな自然と暮らしの利便性。住みごこちがいい理由とは?

さて、練馬区に住む多くの人が住みごこちの良さを感じているのはわかりましたが、そうなると気になるのは、その理由について。同じ調査によると、住みよさの理由ベスト3は、「みどりが豊かで環境がよい」58.0%、「交通の便がよい」50.9%、「買い物がしやすい」47.0%となっています。

普通なら、“自然豊かな環境”と“交通や買い物の利便性”って、なかなか両立しにくい要素ですよね。緑いっぱいの環境をとれば不便を我慢しなければならなかったり、利便性を優先するなら自然環境は妥協しなければならなかったり。でも練馬区なら、どちらか一方をあきらめることなく暮らせるわけですから、大いに魅力的です。特に石神井公園エリアの住民回答では、「みどり豊かで環境がよい」が60.0%にのぼり、自然豊かな環境に心惹かれている人が多いよう。石神井公園エリアは、今なお古き良き武蔵野の趣がしっかり残っている地域なので、緑あふれる環境がいっそう身近なんでしょうね。

石神井公園駅

さらに続いての理由は「治安が比較的よい」46.3%、「防災の面で比較的安心である」17.6%、「子育てがしやすい環境が整っている」15.0%です。治安のよさや防災面での安心感も、やはり暮らしやすさに欠かせない条件。自然環境に利便性、治安や防災面での安心安全が整っているわけですから、「子育てがしやすい」という回答があがってくるのも納得です。

ちなみに石神井公園エリアでは、「健康や医療に関する施設やサービスが充実している」という回答が、区全体で9.3%なのに対して12.1%と評価が高く、この面でも安心安全な暮らしに一役買っていそうです。

(出典/「練馬区区民意識意向調査(令和2年度版)」

人口は年々増加傾向に。2049年まで右肩上がり!

少子化や人口減少が謳われて久しいですが、実は練馬区の人口は年々増加中。特に平成23年(2011年)以降は、区外から移り住んでくる転入者が区外に移り住む転出者に比べて多くなる「転入超過」という状況が続いています。しかも、この増加傾向は2049年まで続くと予想されていて、これからも練馬区の人気は継続していくようです。「で、区の人口が増えると、どんないいことがあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、人口増加によって自治体の税収が安定すると行政サービスもいっそう充実してくるので、実は住みやすさに密接に関わってくることなんですね。

(出典/「第2次みどりの風吹くまちとビジョンアクションプラン[年度別取組計画]」 )

さらに詳しく見てみると、「総世帯に占める15歳未満世帯員のいる世帯の比率」が16.5%。練馬区周辺の世田谷区や杉並区、板橋区などよりも多く、子育て世帯が比較的多いのも特徴です。これって、練馬区が区をあげて子育てや教育サポートに力を注いでいることとも大きく関係しているかもしれません。

(出典/「第2次みどりの風吹くまちとビジョンアクションプラン[年度別取組計画]」

現在、練馬区では「第2次みどりの風吹くまちビジョン」という取り組みを実施しているのですが、その施策の柱の一つが「子どもたちの笑顔輝くまち」。子育て支援サービスの充実や保育所・学童クラブなどの拡充、学校教育の質の向上といったさまざまな面を強化していて、子どもたちやパパママに優しい街づくりを行っているんです。すでにお子さんがいるご家庭はもちろん、これから赤ちゃんを産み育てたい!と思っている人たちにもうれしい話ですよね。

(出典/「第2次みどりの風吹くまちとビジョンアクションプラン[年度別取組計画]」 )

公園の数は東京23区でN0.1。緑いっぱいの環境がうれしい!

区民意識意向調査で「みどりが豊かで環境がよい」という回答が、住みよさの理由第1位にあがった練馬区。実際に練馬区にある公園は、なんと696箇所にのぼり、これは東京23区内でもNo.1の公園数になるんですよ。石神井公園エリアだけを見ても、「東京都立石神井公園」をはじめ、練馬区立の公園があちこちに点在していて、毎日子どもたちを遊ばせたり、お散歩したりするのにぴったりです。

石神井公園
石神井公園アスレチック広場

石神井公園エリアの中心的存在「東京都立石神井公園」は、約22.6haもの敷地を有する広大な公園。敷地の東側は野球場やテニスコート、ボート遊びが楽しめる石神井池などがあり、明るく開放的です。西側には江戸時代から景勝地として有名だった三宝池を中心に、野鳥誘致林や浮島沼地植物群落などがあり、しっとりと落ち着いた雰囲気。またアスレチック広場には、遊具がたくさん設置されていて、ちびっこたちを元気に遊ばせることができます。もちろん、子どもたちと一緒にお弁当を広げられる広場もあるので、ランチ持参で一日たっぷり遊ぶのもおすすめですよ! 桜の名所としても有名なので、春はお花見も楽しめます。

桜といえば、「練馬区立さくらの辻公園」も人気のお花見スポット。石神井川沿いの一角が広場のようになっており、砂場やすべり台などの遊具もあります。ここでは春、川沿いのソメイヨシノがいっせいに開花すると、それはもう見事な桜のトンネルができるんです。「東京都立石神井公園」からも徒歩5分程度なので、桜の季節には両方の公園でお花見を楽しむという人も多いみたいですよ。

さくらの辻公園広場

新しい公園としては令和2年(2020年)に開園した「練馬区立上石神井こもれび公園」があります。この公園、実は近隣小学校3校の子どもたちによる「公園づくりワークショップ」が行われ、その意見を反映してつくられた公園なんです。広々とした多目的広場を中心に、子どもたちの提案を活かした大型遊具や水遊び施設、ちびっこたちのための幼児用遊具などが配置されていて、とっても遊びやすそう。はやくも地元ファミリーの人気スポットになっているようです。

上石神井こもれび公園

(出典/東京都建設局「東京都都市公園等区市町村別面積・人口割比率表(令和2年4月1日現在)

「風致地区」ならではの自然景観が広がる石神井公園周辺

ところで、「風致地区」という言葉をご存知ですか? これは、都市のなかでも樹林地や丘陵地、水辺など良好な自然環境を維持保存するために都市計画法によって定められた区域のこと。東京23区内の風致地区は14カ所しかありませんが、古くからの美しい自然が残る「石神井公園(こちらの記事でもご紹介しています )」を中心とした区域は、そのうちの一つに指定されているんですよ。

自然景観を損なわないように土地開発や建築物にも厳しい制限が課せられている風致地区。建ぺい率だの建築物の高さ制限だの、専門的なことはさておいて、つまりは自然と調和した街づくりが法律で定められている地区なので、これから先も今の緑豊かな環境が守られていくことは確実です。

石神井公園

まとめ

実際に歩いてみるとよくわかるのですが、「石神井公園」の園内だけでなく、周辺にも大きな木々が茂っていたり、美しい桜並木が整備されていたり。開放感いっぱいの空の下、豊かな自然にあふれる閑静な街並みが広がっています。そして現在、建て替えが進められている石神井団地の敷地は、ちょうどこの風致地区に近接していて、十分、その恩恵にあずかることができる場所。春には美しい桜、夏には緑輝く木々、秋には色とりどりの紅葉…。季節の移り変わりを日々、肌で感じられる暮らしが、ここにはちゃんと息づいているんですね。

「ホントの豊かさって何だろう?」と考えたときに、毎日の安心や癒しを感じられる住環境ってすごく大事だなとあらためて思います。緑豊かな自然環境と交通やショッピングの利便性、さらには治安・防災面での安心まで、「どれも全部、欲しい〜!」と思ってしまう欲張りな私の希望にも、きちんと応えてくれる練馬区の石神井公園エリア。やっぱり、魅力的な街ですね!

※掲載の情報は2021年9月現在のものです。